鬱病を発症した話➅「続 眠れぬ森のおじさん:眠れるキスを求めて」

僕の鬱日記

鬱病を発症した話 第六話

 どもども。お読み頂きありがとうございます。今回は、「続 眠れぬ森のおじさん:眠れるキスを求めて」ということで、以前から投稿している鬱病を発症した話の続編になるので、以下の投稿にも目を通されると、話がつながるかと思いますので、ぜひぜひ。

鬱病を発症した話

第一回目

「新社会人へ踏み出す編」

鬱病を発症した話「新社会人へ踏み出す編」
25歳から26歳で大きな苦難にぶち当たり、そんな自分が今思っていることや今までに経験したことを記録に残しておいたら、将来見返した時に、俺ってこんなこと思ってたんだ。なんて思えるかなぁ〜と…それが将来の誕生日プレゼントになったりしたらラッキーだと思ったのだ。

第二回目

「本配属編」

鬱病を発症した話「本配属編」
部署に本配属されて、始めの業務は部長とお話をすることになった。というのは、部署のチーム分けの参考にするということらしい。同じ部署の同期4人と僕、そして部署のお偉いさんたち、計8人くらいだったような気がする...

第三回目

「上司との出会い編」

鬱病を発症した話「上司との出合い編」
上司とのはじめての話し合いの場はオンラインミーティング形式となった。僕は、PCに付属しているカメラで自身の顔を写し、上司側はカメラ無しでの初ミーティングとなった。この時、相手側の名前と声だけという限られた情報をもとに、上司になる人がどういう人なのだろうか…?そんなことに想像を膨らませながら、話を進めていた。

第四回目

「環境に必死に喰らいつく編」

鬱病を発症した話「環境に必死に喰らいつく編」
チームに配属され、挨拶回りも落ち着いた頃、本格的に業務に取り掛かっていた僕。朝一から、怒号の飛び交う緊迫感のあるミーティングから始まるのである。

スピンオフ①

「番外編」

鬱病を発症した話「番外編」
僕の心の声「いいなぁ〜。あの人達みたいにキラキラの社会人生活送りたいなぁ〜…俺も同じ新入社員のはずなのに、なんでこんなにきついんだろう…」 そんな気持ちを抱きながら、共同の風呂場へと足を運ぶ。そこには、笑顔で今後の夢を語る人もいれば、今の現状に不満を言っている人もいた。そんな話を小耳に挟む僕である。

第五回目

「眠れぬ森のおじさん編」

鬱病を発症した話➄「眠れぬ森のおじさん編」
残業と休日出勤が増え、周囲の環境への緊張感を抱えながら、必死に喰らいついていた僕。ある時、上司からデータまとめの業務を依頼されて、朝から取り掛かっていた。

ピッタリ3:00起床ゲーム

 以前として眠れない日々を過ごしていた僕。この時、人間の体の不思議に触れた気がする。毎日、夜の3:00きっかりに目を覚ますのである。眠れなくなって二週間が過ぎた頃には、ピッタリ3:00起床ゲームを楽しんでいた。スマホをとって時間を確認する。

2:59だったりすると、「おしぃ〜」なんて思いながら苦笑していた。

そこから、目を閉じて次に目覚めるのは4:00。そしてまた、目をつぶり5:00に目覚め、そこからは10分おきにスマホを確認していた。なぜだか、寝坊する気がして、何度も時計を確認するのである。

そんな癖に嫌気が差し、何度か目覚めてもスマホの確認をしないように意識したのだが、好きな人からLINEが来た時のようなザワザワ感(いや、違うか?!)がしてしまい、結局確認してしまう。

やはり夜の3:00だ!

意を決して、相談する!

 こうやって眠れない日々を三週間ほど過ごした頃、所属しているチームでは毎朝体調の報告を行っており、その場で上司に眠れないことを相談した。

上司)「僕君、体調は!?」

僕)「△です。」

上司)「どうした!?」

僕)「最近、眠れてないんです。」

上司)「昨日は何時間くらい寝たの!?」

僕)「だいたい5時間半くらいですかね…?」

夜の11:30に床に就き、朝の6:00に起きる。通常運転であれば、6時間半の睡眠時間のところ、

3:00に目を覚まし、再度寝る。

4:00に目を覚まし、再度寝る。

5:00に目を覚まし、10分おきにスマホの確認

こうなると、実質眠れている時間は3時間半くらいだろうか…

今になってじっくり考察してみると意外と眠れてなかったんだって思う…w

報告の時は咄嗟に5時間半であれば眠れてないと思っていたので、そう報告した。(僕が眠れていると思う時間は7時間という感覚がソース。)

上司)「え!?結構眠れてるじゃん。俺は4時間睡眠だけど!なんともないよ!?」

僕)「あ、はい。そう考えればそうですね…」

この上司の一言が僕のガラスのハートにアッパーをかまして、かなりひびが入った音が聞こえた。

※一般的に成人の睡眠時間が6〜8時間が目安だが、かなり個人差があるという。実際には、日中眠くならない範囲で、自然に眠っていられる時間が適正になるということだ。ということで、人によってショートスリーパーの人もいれば、ロングスリーパーの人もいるので、自分の尺度で人の睡眠時間に意見することはあまりおすすめできないと思うので、今後僕も注意したい。

 上司に今の自分の状況を伝えたいという一心で、相談してみたのだが、上司の華麗な流し打ちによって、三塁側を超えてヒットとなってしまったのである。(上司は左利きなので。ちょっと甲子園がやってたので、野球的表現をしたかったのですが、伝わり難くてごめんなさいw)

つまり、意図してなかった方向から、ダメージを受けてしまった。助けてもらえると思っていたので、ショックだったのかもしれない。

精神的に弱っていることは、恥ずかしいこと??

人によっては、それは相談になってないと思う人もいるかもしれない。

「もっと自分の置かれてる状況を詳細に伝えろと。」

「3時間半しか寝れてないんですと。」

そう思うかもしれない。僕はこの時、精神的に弱っていることを相談することが弱いこと、恥ずかしいことだと思っていた。

(今も少しだけその節があるのだが…)

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そう思うのも、この部署に配属された当初の頃だったのだが、僕の机の前の席で何やら盛り上がっていたので小耳を立てて話を聞いていた。

前の席の人)「あいつ、精神的に休めてないとか言い訳してたぜ!wそんなの自己責任だろ!社会人は精神的に休むのも自分でコントロールしないとダメだろ!wガハハハッ」

そんな会話をしていたのである。聞いてた当時は結構厳しいこと言うな。なんて思いながら、あまり気にも留めていなかったが、自分がその状況に陥るとすごく心の中で重くのしかかる言葉となっていた。

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僕の心の声)「この部署では、そういうことは相談できない。精神的に弱っているなんて広まった時には、僕も同じようなこと言われるんじゃないか…」

そう思っていたのである。だからこそ、控えめな感じで上司に打ち明けた。しかし、結果は三塁側へのヒットとなってしまい、余計に追い込まれるピッチャーになってしまったのである。(すみません。どうしても甲子園が離れなくて…w)

締めくくり

 今回はここまで。長い文章お読み頂いた方はありがとうございます。

余談なんですが、睡眠時間に関して補足しておきたいことがありまして、病院の先生がおっしゃっていたのですが、自分の普段の睡眠時間より2時間ほど短い睡眠を1ヶ月程度続けると、パニック障害のような症状が出るとのことです。

例えば、動悸が早まる、手が震える、めまいがするなどが生じるとのことなので、お読みの方でそのような症状が出ている方は、早めに病院へgoです。僕の経験上、それ以上悪化させると良いことないので。早めに相談することをおすすめします。

本編の中でちょろっと触れましたが、僕は精神的に弱っていることへの後ろめたさみたいなものがあって、長らく相談することを拒んでいました。その結果、休職という結果になってしまい、キラキラの社会人生活を少しだけストップしています。そうなる前に、どうか早めの治療を受けてほしいとそう思うのです。

締めくくりなのに長くなってしまいましたw

つい気持ちが入ってしまって。自分と同じ境遇に陥る人が少しでも減ってもらえることを願って今回の話を終わります!

以上、ここまで読んでくれてありがとう。これが、あなたの特別な時間になってもらえたら嬉しい。それでは、また!

 

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