鬱病を発症した話「番外編」

僕の鬱日記

「番外編」

どもども。お読み頂きありがとうございます。

今回は、「番外編」ということで、以前から投稿している鬱病を発症した話のスピンオフ作品。第四話「環境に必死に喰らいつく編」で余裕のなくなってきた僕を描いているので、以下の投稿にも目を通されると、話がつながるかと思います。ぜひぜひ。

鬱病を発症した話

第一話「新社会人へ踏み出す編」

鬱病を発症した話「新社会人へ踏み出す編」
25歳から26歳で大きな苦難にぶち当たり、そんな自分が今思っていることや今までに経験したことを記録に残しておいたら、将来見返した時に、俺ってこんなこと思ってたんだ。なんて思えるかなぁ〜と…それが将来の誕生日プレゼントになったりしたらラッキーだと思ったのだ。

第二話「本配属編」

鬱病を発症した話「本配属編」
部署に本配属されて、始めの業務は部長とお話をすることになった。というのは、部署のチーム分けの参考にするということらしい。同じ部署の同期4人と僕、そして部署のお偉いさんたち、計8人くらいだったような気がする...

第三話「上司との出会い編」

鬱病を発症した話「上司との出合い編」
上司とのはじめての話し合いの場はオンラインミーティング形式となった。僕は、PCに付属しているカメラで自身の顔を写し、上司側はカメラ無しでの初ミーティングとなった。この時、相手側の名前と声だけという限られた情報をもとに、上司になる人がどういう人なのだろうか…?そんなことに想像を膨らませながら、話を進めていた。

第四話「環境に必死に喰らいつく編」

鬱病を発症した話「環境に必死に喰らいつく編」
チームに配属され、挨拶回りも落ち着いた頃、本格的に業務に取り掛かっていた僕。朝一から、怒号の飛び交う緊迫感のあるミーティングから始まるのである。

羨ましいと嫌悪感...

 新入社員ということで、会社が提供してくれた家、いわゆる社宅に住んでいたのだが、もちろん同期や一つ二つ上の先輩達も多く在籍していた社宅には食堂や簡易ジム、銭湯なども備えられており、それらの施設は共同利用となる。

そうなると、まだ負担の大きな業務を任されることの少ない同期や一つ二つ上の先輩達はジムや食堂でワイワイしている人たちも多かった。

残業の増えていた僕は、22:30〜23:00頃に帰宅することが多かった。僕はその人達を見て、すごく羨ましいという気持ち少なからず嫌悪感も抱いていた気がする。

夢を語る者、そして不満を語る者。

僕の心の声「いいなぁ〜。あの人達みたいにキラキラの社会人生活送りたいなぁ〜…俺も同じ新入社員のはずなのに、なんでこんなにきついんだろう…」

 

そんな気持ちを抱きながら、共同の風呂場へと足を運ぶ。そこには、笑顔で今後の夢を語る人もいれば、今の現状に不満を言っている人もいた。そんな話を小耳に挟む僕である。

 

湯船に浸かるA君「いやぁ〜、給料低いよなぁ〜!やってらんねぇーよ!」

湯船に浸かるB君「いや、ほんとそれ!俺、今月ピンチだわ〜!全然金ねぇ〜よ…、もっと残業したいよなぁ〜。新入社員だから残業もあんまりできんのよね…。なんなら、休日も働かせて欲しいくらいだわ!!!笑」

湯船に浸かるA君「それな!!!笑笑笑!」

笑い声で溢れる風呂場の中。僕の心は邪悪な闇の中でこんなことを呟いていた…

僕の心の中「コイツら、なに言ってんだ!?そんなにお金稼ぎたいんなら、俺と変わって残業でも休日出勤でもやってくれ!どんだけキツイか、分かりもしないで…そういうこと言うのやめてくれ!」

悶々とする者。

風呂から上がり、部屋に戻って悶々とする。

 

僕の心の声「あの人達は何にも悪くない…」

 

残業で帰りが遅くなり、休日出勤も増えて、余裕の無くなっていた僕。

周りの全てのモノが羨ましく思う!

そして嫌悪感さえ抱いてしまう

そんな自分がとても嫌なやつに見えてしまう。そんなことを思う自分に罪悪感さえ抱いてしまう。しかし、次の日の夜もまた同じように思ってしまう。そんな日々を繰り返していくうちに、自分のことが嫌いになっていくし、同期とも距離をとるようになっていた。距離をとっていると、羨ましさや嫌悪感から離れ、すごく楽だった。

そんな自分に嫌悪感を抱きながら、うっすらと霧のかかった風呂場にまた足を踏み入れる。

締めくくり

今日はここまで。いやぁ~、ダークな部分がにじみ出てて、そんな自分に苦悩してますね。なんか、人間っぽいですね。いや、人間なんですけど...

こっからどんどんダークサイドへと落ちていく自分。アナキン・スカイウォーカーもこんな感じだったんですかね?w(絶対違うか!! ww)

次回、本編は「眠れぬ森のおじさん」

乞うご期待!

以上、ここまで読んでくれてありがとう。これが、あなたの特別な時間になってもらえたら嬉しい。それでは、また!

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