根暗男子の恋バナ 第三話
どもども。お読み頂きありがとうございます。「初恋の話」ということで根暗男子の恋バナというジャンルで投稿しています。
初恋の話
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「鬱病になった話」という投稿もしています。まだ、それ読んでないよって方は見て頂けると嬉しいです!
鬱病になった話
第一話「新社会人へ踏み出す編」
前回までのあらすじ
えんぴつの貸し借りから仲良くなった隣の女の子Aちゃんから手紙をもらった僕。恋の概念を目前に、Aちゃんに素っ気ない態度をとってしまい、そこから距離を置いて行き、しまいには女の子へ話かけることが苦手になっていった。そのまんま、中学生へと進学した僕…
絶賛コミュ症発症中!!
ぶかぶかの制服に身を包み緊張の中、中学校へと登校する。中学生になると、今まで通っていた小学校の同級生に加えて、同じ校区内の別の小学校の人たちとも学びの場を共にする。新しい環境に飛び込むことはいつでも緊張するものだが、僕も例に漏れず、緊張していた。
僕は、1年5組になった。緊張の中、教室へ入り自分の席を探す。教室の中央の方だった。小学校とは違い、席は一人一人離れていた。
(小学校のときは、男子と女子で席をくっつけ、2人1組の状態だった)
周囲には、顔馴染みも何人かいたが、半分の生徒は別の小学校から来ている。みんな緊張しているのか、教室は静まり返っていた。
席の配置は右から男子の列、次が女子の列と順々になっていたので、僕の両隣は女子となる。両隣とも、僕とは別の小学校から来ており、僕はいっそう緊張に襲われていた。なぜなら、全然知らない人に加えて女子だったからだ。もう抜群に人見知りと女子への苦手意識が発症していたので、
「どんな会話をすれば良いのか…?」
「話しかけて良いのか?」
「そもそも目を合わせることができないじゃん!!」
なんてことを考えており、絶賛コミュ症発症中だった。
印象的な女の子。。。
始めの自己紹介だっただろうか…。全然覚えていないのだが、まずはクラス内の仲を深めようということで、左隣の女子とは喋る機会を得て、当時の中学生レベルの社交辞令で盛り上がった。
「名前は?」
「部活は何するの?」
「小学校はどこだった?」
とかそういったレベルの会話だ。
クラスの何人かと、喋る時間があると思っていたのだがそんな時間はなく、結局左隣の女子と会話をしてその時間は終わった。
休み時間に入り、ふと右側の席を見る。そこには当然、女子が座っている。その女子は、目が大きく、肌が白くて、長い髪をしていた。今まで見たことない女子だったので、凄く印象的だったのを覚えている。これが彼女との初めての出会いだった。そう、彼女こそが後々僕の初恋の相手になる人、Rさんである。
始め彼女を見た時、印象的だったことは覚えているが、中学校の授業が始まったり、部活動を何にするか迷ったりしていたら、時間が過ぎて行き彼女のことを考えている余裕なんてなかった気がする。
小学校と中学校
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中学生になると、小学校とは違うことが多いと思う。
授業で言えば、小学校では、担任の先生が1人付き、基本的に全授業を担当する。中学校では、科目ごとに専門の先生が付き、より専門的な授業になっていく。また、中間テストや期末テストといった、いわば各ダンジョンごとのボス的な存在も出現してくる。
中学生になると、部活動がより積極的になり、みんなこぞって部活に入ろうとする。その流れで僕も何か入らなきゃとなって、躍起になっていた。ちなみに僕は小学生の頃、部活をやっていた割と珍しい人の1人だった。所属はサッカー部だった。サッカーは兄の影響で小学4年生からやることになるのだが、結局小学6年生の3学期になる前に辞めてしまう。
世間の声)「おいおい、あとちょっとなのになぜそこで辞めた?」
と思われる方も多いかもしれないが、後々この話もしていけたら良いと思う。
結局、中学生になって入ることになったのは、バトミントン部。
決め手は「なんか楽そうだった」から…w
中学生の分際で「楽そうだった」という軽い気持ちでバドミントンの世界に足を踏み入れることになった僕だが、後に痛い目を見ることになる。
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一目惚れ!
中学生になり2、3ヶ月が経ち、初めての中間テストを終え生活に慣れてきた頃、なぜだがRさんのことが頭から離れなくなっていた。何がきっかけでそうなっていたのか、覚えていないのだが、おそらく、始めて彼女を見た時、完全に一目惚れしていたのかもしれない。
そう初恋の始まりだった。
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最近では、一目惚れをすること自体が少なくなっているという話をきくが、コロナウイルスもあってみんなマスク生活をしていたからではないだろうか。マスクで顔を隠していれば、一目惚れをする余地もないのだから。そう思う今日この頃である。
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痛いやつ
席替えも何度か挟んで、Rさんとはかなり席が離れていたのだが、ある時ふと気になることがあった。それは、休み時間になると必ずといって良いほど、Rさんが僕の席に座り、友達と喋っているのだ。
中学僕の心の声)「えっ、まさかRさんも僕に気がある…?もしかしてこれは両思いもあり得るのでは…!?」
そんな痛いこと考えていた当時の僕。
今僕)「普通に友達と話していただけだと思うんだが…w。それは痛いぞ!」
しかし、当時の僕も弁解したい。
中学僕)「いやいや、一回だけじゃないんです。何回もですよ!しかも、一対一の2人で話してるわけではなくて、4人くらいで話してるのにも関わらず、Rさんはいつも僕の席に座っていたんです!そりゃ、気があると思うじゃないですか!?」
今僕)「いやいや、ただただ席が固定されてただけだろw。飯食う時だってみんないつもの席行くじゃんw。そのノリだよw。まだお子ちゃまの中学生には分かんないよねw。」
そうやって、彼女のことを意識し過ぎて、話すことはおろか、顔を合わせることさえ恥ずかしくなっていた。そうやってだらだらと時間だけが過ぎて行き、同じクラスという貴重な環境にいながらも、数回の会話しかなく(しかも、業務連絡)、中学1年生を終えるのである。
締めくくり
今回はここまで。新キャラRさんが登場しました。彼女がまさしく初恋の相手になります。今思えばとても甘酸っぱいですね〜(おっさんが言うとキモいですねw)
僕は、ここから結構長い間彼女に恋をすることになるのですが、それは乞うご期待!
同じクラスだったのにも関わらず、彼女と全然会話ができなかった当時の僕、非常に勿体ない!まぁ、あの当時からこの性格は治っていないので大口は叩けないのですが、自分自身に対して声を大にして言いたい!
今僕)「思ったことはちゃんと人に伝えなさい!」
別ジャンルの投稿で鬱を発症した話を投稿しているのですが、人に思ったことを伝えることが苦手な性格がかなり影響してしまい、鬱の発症に拍車をかけたかと思っています。
恋心を伝えることはそんなことよりも重要ではないでしょうか。伝えなかったら後の祭り。絶対に後悔しますよ!経験者は語りますw
やらない後悔よりも、やって後悔したいですね!
また、あまり面白いとは言い難いですが、鬱の話も気になるよって方はぜひ投稿に足を運んでいただけると嬉しいです!
以上。ここまで読んでくれてありがとう。これが、あなたの特別な時間になってもらえたら嬉しい。それでは、また!
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