根暗男子の恋バナ➇「制服ッ!!?part2、続の続の続の続の続:中学生編」

僕の恋愛日記

根暗男子の恋バナ 第八話

 どもども。お読み頂きありがとうございます。「初恋の話」ということで根暗男子の恋バナというジャンルで投稿しています。この話が初めての方、投稿順にリンクを貼っていますので、ぜひぜひ読んでみてください!

♥初恋の話

第一話「田舎の小学生編」

第二話「続、田舎の小学生編」

第三話「恋に目覚める!中学生編」

第四話「アメとムチ、続:中学生編」

第五話「電子恋文、続の続:中学生編」

第六話「電子恋文II、続の続の続:中学生編」

第七話「制服ッ!!?、続の続の続の続:中学生編」

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「鬱病になった話」という投稿もしています。まだ、それ読んでないよって方は見て頂けると嬉しいです!

◆鬱病になった話

鬱病を発症した話「新社会人へ踏み出す編」
25歳から26歳で大きな苦難にぶち当たり、そんな自分が今思っていることや今までに経験したことを記録に残しておいたら、将来見返した時に、俺ってこんなこと思ってたんだ。なんて思えるかなぁ〜と…それが将来の誕生日プレゼントになったりしたらラッキーだと思ったのだ。

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うつ病を患い、人生どん底から考える幸せについて共有するジャンルも投稿しているのでご興味あればぜひ!

♣僕の考える幸福論

新ジャンル「僕の考える幸福論①」
自分の心がけていること×誰かの役に立つ情報、ということで”僕の考える幸福”を共有できたらと思います。1人でも多くの方のお役に立てれば良いかと。

前回までのあらすじ

 中学3年生になり、再び初恋の女の子Rさんと同じクラスになるという奇跡に遭遇する中で、加えて彼女の制服を着けるという奇妙な体験をする僕。漫画のようで現実味のない中学3年生の1学期は幕を閉じようとしていた。

“one direction”

 制服を借りて女装をし、学年全体の前でダンスを披露した課外活動から2ヶ月が過ぎた頃、部活動最後の夏季大会を終え、中学3年の1学期は終わりを迎えた。

あの奇妙な出来事から、僕はRさんと少しだけだが、会話することができるようになっていた。

この頃、イギリスのアイドルグループone directionが流行っていて、海外に憧れていた僕も例に漏れず海外かぶれ。彼女もone directionが好きということもあり、共通の話で盛り上がる機会があったのだ。

朝の目覚ましテレビでone directionが特集されるたびにテンションが上がる。特集が終わり、洗面台で歯磨きをしながら、どうRさんに声をかけようか考えるだけで、1日を最高のスタートがきれるのである。学校に行き、退屈な授業を過ごしながら、いつRさんに話しかけることができるか、タイミングを伺う。

中学2年の時に間接的にフラれていることなんて、すっかり忘れていた僕。中学3年の2学期になり、学年全体で受験モードに入る中、学校にいる時の僕の頭の中はRさんのことでいっぱいだった。

精一杯の”アオハル”

 クラスは同じになり、制服を借りて着るという謎の出来事が重なって起きていたのだが、やはり神は色々と平等に保とうと必死になるのか…

席が近くになることはなかった。

そのため、根暗男子の僕が精一杯の勇気を振り絞って、違和感なく話かけられるタイミングは給食終わりの清掃の時間なのである。用具室へほうきを取りに行くタイミングを見計らって、彼女に話しかける。

中学僕)「今日の目覚ましテレビ見た?one direction 特集されてたけど!」

Rさん)「見た見た!”Live While We’re Young”良いよね!」

中学僕)「そうそう!あの曲最高!」

そんなたわいもない会話をやるために学校に行っていたと言っても過言ではない僕。ただ喋っているだけなのだが、とても青春していた気がする。根暗男子の僕にはこの青春を味わうことが精一杯だった。

現実は小説より奇なり

 僕が通っていた中学では、受験勉強の息抜きも兼ねて、中学3年の2学期に修学旅行が催されることになっていた。修学旅行というと、旅行先の歴史を学んだり、ご当地グルメを食べたりと様々なイベントがある中で、僕の一番の記憶に残っているのは、とても奇妙な出来事である。今までの流れからお察しの通り…

またもやRさんの制服を着ることになるのである。

(もはや、やらせを疑ってしまう。挽回の余地はどこにもないと思ってしまう。しかし、これまたノンフィクションなのである。いやはや”現実は小説より奇なり”。この出来事にこの言葉を使わずしてどこで使うというのだろう…)

毎度のことなのだが、修学旅行の終盤の夜に、各クラスから催し物を発表することになっていた。3年5組は担任が吉本新喜劇のファンということで、新喜劇を再現することになったのである。配役について、昔のことなので覚えていないのだが、確か僕はシゲゾウ役だった気がする。

ジャージの下からスカートを履き、上半身には人生初のブラジャーをつけていた。カップ数はGカップだったのだが、肩幅がきつかった記憶がある。やはり男性と女性では体の作りが違うと再確認。

(吉本新喜劇でブラジャーネタを調べてもしっくり来るものがなかったのですが、わかる方コメント欄で教えてくれると嬉しいです!)

スカートはなぜかRさんのものを借りることになっていた。なぜRさんが僕に貸してくれることになったのか、どうやって決めたのか、今となっては謎である。

彼女が制服を貸してくれることもこれで2回目、まさか人生で2回も初恋の人の制服を着ることがくるとは思ってもいない。

そもそも、付き合ってもいないしあまり会話もするわけでもないのに、ここまで制服を貸してくれるRさん。

中学僕)「やはり僕に気があるのではないか…」

中学1年以来の痛い妄想が再燃するのである。でも冷静に考えてみても、

何かおかしいとは思わないか…?

なぜ僕に2回も制服を貸す?

友達の女の子に貸すならまだわかる。なぜあんまり話をするわけでもない男子に自分の制服を貸すのだろう。スカートを貸すのと学ランを貸すのは全然意味が違ってくるが、僕だって人に自分の制服を貸すことは結構躊躇すると思う。しかも思春期真っ只中の臭い男子に貸すなんて言語道断。絶対嫌なのだが…

自分の制服を貸すメリットが、考えても見つからない。結果として、僕に貸すことにメリットがある。つまり僕に気がある。そんなデタラメ論理を導くのである。

クラス全員の頑張りと根暗男子の僕がGカップのブラジャーをしているという奇妙な光景が合わさり見事大盛況の中、3年5組新喜劇は幕を閉じた。

中学僕)「Rさん。制服ありがと!ほんと助かった!クリーニングして返した方がいいよね…?」

Rさん)「全然大丈夫だよ!そのまま返してくれて!それより、ブラジャー似合ってたね!」

中学僕)「面白かった…?」

Rさん)「面白かった!」

そんな会話を交わしたような…記憶がある。そんなこんなで今回も無事乗り切ったのである。

本当に根暗男子

 1学期の課外活動や2学期の修学旅行、そして掃除時間のたわいもない会話などを通し、ある程度Rさんとの距離を縮めることができた僕。

色々なイベントが終わり、本格的に高校受験へと取り組んでいた僕は色々と余裕がなくなっており、Rさんとの距離をこれ以上縮めることはできなかった。

 

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志望校を目指して必死に頑張っていた僕。気づけば、受験も無事終わりなんとか志望校に合格することができた。実は、Rさんも同じ高校を志望しており、後に合格したということを知る。

奇跡のクラス発表から始まり、彼女の制服を借りるという奇妙な出来事をなども経験しておきながら、彼女との関係は何も進展がないまま卒業式を迎えるのである。

僕の伝えたいこと

 今回はここまで。前回に引き続き、制服シリーズお読み頂きありがとうございます。まさかまさか、修学旅行でもRさんの制服を借りて着るなんて思ってもいませんでした。

本文でも書きましたが、なんのメリットがあって僕に二度も制服を貸したのか…

謎が深まるばかりですね。

もう、ここまで来たら両想いという痛い妄想をしていても、誰も叩けないんじゃないか。今冷静に考えればそう思いますw。

そんなに自信を持って両想いだと妄想していたのにも関わらず、一向に彼女へ思いを伝えることはできず、なんなら面と向かって話をすることすら避けていたように思います。

好きな女の子を前にすると、とても意識してしまって、根暗が倍増してしまうんですね。

(そういう経験のある方、いませんか…?)

掃除時間の話がそうですが、何かきっかけがないと話すことができなかったし、なんなら彼女の方から話てくるのを待っていたふしがあります。

この癖は未だにあるのですが、人と話をすることにおいて、

きっかけは自分から作るものだし、

相手から話かけてくれるのを待っていたら、大事なチャンスを逃してしまいます。

これは断言できます。

そこの君)「興味がある、喋りたい!」

という意欲が少しでもあるのであれば、自分から積極的に喋りかけることがとても重要であると、今の僕はそう感じるのです。26歳にもなると、喋りかけて嫌な顔をする人はほとんどいないと思います。なんなら、笑顔で喋り返してくれる人の方が多いかもしれないです。

※(稀に仏頂面で睨んでくる、扱いの難しい人もいるので、例外もいるということは頭の中に入れておこう。大人になってもそんな対応をしてくる人は少数派だと思うので…)

自分に自信を持ち、相手への尊重の念も忘れずに、良いコミュニケーションを取りたいものです。

以上、ここまで読んでくれてありがとう。これが、あなたの特別な時間になってもらえたら嬉しい。それでは、また!

 

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